コーヒー豆の品質を下げない最適な保存方法をご紹介!!コーヒー豆の4つの弱点も解説!

皆さんはコーヒー豆(粉)を購入後、どのように保存をしていますか?

焙煎したコーヒー豆は、意外と繊細で適当に保存をしていると風味や美味しさなどの品質が損なわれてしまいます…。

せっかく美味しいコーヒー豆を購入しても、その味が劣化しているとなると悲しくなってしまいますよね。

ただし、保存方法を少し意識するだけで、長期間風味や美味しさを維持することができますので、是非意識していただきたいです。

ということで今回は、コーヒー豆やコーヒーの粉をどのように保存するべきかを解説させていただきます!

保存方法に不安がある方は必見です!!

目次

コーヒー豆の弱点と特性

初めにコーヒー豆について、簡単にお話させていただきます。

よく言われる言い回しですが、「コーヒー豆は生鮮食品」です。

コーヒー豆は時間が経つにつれ、品質が徐々に劣化していきますので、コーヒーを美味しく飲むためには豆の鮮度がとても大切です!

肉や魚などの生鮮食品と違ってコーヒー豆は腐らないので見た目では品質が劣化していることは分かりませんが、焙煎直後の鮮度の良いコーヒー豆と時間がかなり経過して鮮度(品質)の落ちたコーヒー豆では、風味や美味しさが異なります。

正しい保存方法を知っていれば鮮度の落ち具合はかなり防ぐことができるため、可能であれば是非とも正しい保存方法を行なってください!

ただし、どんなに完璧な保存方法をされていたとしても、時間が経つにつれ鮮度は徐々に落ちて品質も同時に低下してしまうので、そのことだけは念頭に入れておいてください!

ちなみに、コーヒー豆は焙煎直後よりも1週間くらい経過した頃が一番美味しいとされております。

2週間くらいすると品質はどんどん劣化していくので、長くてもせいぜい2週間くらいまでには飲み切るようにしましょう…。

かずきち

コーヒー豆を購入する際は、一気に大量買いするよりも飲める分だけ定期的に購入するのが一番です!

コーヒー豆の4つの弱点

それでは早速、焙煎されたコーヒー豆の弱点からご紹介させていただきます!

コーヒー豆の4つの弱点
  • 酸素
  • 湿度
  • 温度

コーヒー豆は上記で挙げた4つの要素にとても弱く、これらの要素により格段に品質が低下してしまいます。

そのため、コーヒーの保存をする際にはこれら4つの要素からコーヒー豆を守ってあげることが大切です!

コーヒー豆は酸化することで風味が落ちる!

基本的に、コーヒー豆は酸化することで品質が低下していきます。

コーヒー豆が焙煎されることにより、豆の中に二酸化炭素が含まれます。

この焙煎により蓄えられた二酸化炭素は時間と共に放出されていくのですが、二酸化炭素の放出と共にコーヒー豆自身が酸化されていきます…!

この酸化していくスピードに関して、大きな影響を与えているのが「酸素」「高温多湿の空間」です。

そのため、なるべく酸素に触れない密閉容器直射日光が当たらない高温多湿ではない空間で保存することが大切です!

かずきち

焙煎直後のコーヒー豆をドリップすると膨らみますが、あれはコーヒー豆に含まれる二酸化炭素が放出されていることが原因ですね!

焙煎士 イチ

最近ではコーヒー豆の袋に二酸化炭素ガスの排出用バルブが付いているけれど、それが付いていない袋に焙煎直後のコーヒー豆を入れると袋がとても膨らんで破裂しそうで怖いんだよね…。。

ということで、色々とコーヒー豆のご説明が長くなり大変恐縮ですが、コーヒー豆の弱点もわかったところで、次に具体的な保存方法を解説していきます!

コーヒー豆の最適な保存方法とは

私がオススメするコーヒー豆の保存容器は、密閉容器など違う入れ物に移し替えることはせずに、購入したコーヒーのパッケージのまま保存するということです!

また、保存場所については、「冷凍庫」あるいは「冷蔵庫」をオススメします。

それではそれぞれ詳細にご説明させていただきます!

購入した袋のまま保存する

私のオススメする保存容器は、コーヒー用の密閉容器ではなく、購入した時の袋です!

というのも、購入したコーヒー豆の袋から別の容器に移し替える場合、移し替え先の容器の中には酸素が充満しています。

ご説明した通り、酸素はコーヒー豆の弱点の1つであり、酸素で溢れた容器に移し替えた場合、コーヒー豆の酸化は一気に進行してしまいます。

当然酸化が進むとコーヒー豆の品質劣化スピードは増してしまうため、買った時のコーヒー豆の袋のまま保存することが「酸素」からコーヒー豆を守り、一番酸化しない方法といえます!

他にも、最近のコーヒー豆のパッケージはとても優れており、以下の装備が標準で付いていることもあります!

最近のコーヒー豆のパッケージは、ここが凄い!
  • 袋の内側に遮光性の素材が使われていて、コーヒー豆を光から守る。
  • チャック付きの袋で、一度開けてもチャックを閉めることで密閉空間を作り、コーヒー豆を酸素から守る。
  • ガス抜きバルブがついており、長期間保存しても二酸化炭素のガスで袋が膨れることがない。

これらが付いているパッケージの場合なら、「光」と「酸素」からコーヒー豆を守れます!

かずきち

でもコーヒーの密閉容器ってオシャレなものも多いので、そっちに保管したくなりますよね…。

焙煎士 イチ

1週間くらいで飲み切ってしまうのであれば、移し替えるでも良いと思うけどね!あくまでも、品質を下げないための工夫なので、品質が極度に下がり切る前に飲んでしまえば問題ない気もする…。

「高温多湿」を避けるためには、冷凍庫か冷蔵庫での保存が一番です。

次はそちらを説明します!

冷凍庫で保存をする

コーヒー豆は、温度の低いところで保存すると高い品質を保持したまま、長期間保存することが可能です。

これは、温度が低ければ低いほど効果が高くなっていきます!

というのも、温度が低いところで保管することにより、二酸化炭素ガスの放出や風味などの抜けが常温保存するよりも圧倒的に抑えることができるからです!

また、冷凍庫や冷蔵庫は基本的に暗室になっているため、光によるコーヒー豆の劣化も起こりません。

そのため、可能であれば「冷凍庫」で保存して、冷凍庫での保存が厳しい場合には「冷蔵庫」での保存をしましょう!

冷凍庫で保存を開始するタイミングと期間

前述した通り、焙煎することによりコーヒー豆には二酸化炭素が含まれます。

ただし、焙煎直後には二酸化炭素含有量があまりにも多いため、焙煎直後のコーヒーよりも二酸化炭素がある程度放出されて味が落ち着いた1〜2週間後くらいが一番美味しいとされています。

それ以上時間が経つと、今度は品質がどんどん落ちていくため、冷凍庫や冷蔵庫で保存するタイミングとしては焙煎から2週間後を目安にしてください。

冷凍庫で保存を開始した場合では、保存開始からおよそ2ヶ月くらいまでは保存することが可能です。

また、冷蔵庫での保存の場合でも、保存開始から2〜3週間くらいを限度に品質を維持して保存することができます。

ただし、温度の低い場所で保存をしてもコーヒー豆の劣化は徐々にしているため、美味しくコーヒーを飲むためには大体上記の期間内に消費することを意識してコーヒーを淹れましょう!

冷凍庫や冷蔵庫での保存に関して、1つだけ注意が必要です!

冷凍庫からコーヒー豆を取り出し、そのままにしておくと室内との温度差でコーヒー豆は結露を起こしていきます。

結露は、コーヒー豆の味を落とすだけではなく、品質の劣化にも繋がります!

そのため、コーヒー豆を冷凍庫から出す場合には、必要量だけ出したら残りはすぐに戻すようにしましょう!

コーヒー粉は豆より劣化が早い

コーヒーを粉で購入される方も多くいらっしゃるかと思いますが、粉の方が豆よりも劣化スピードは早いです…。

粉の場合は豆を砕くことで酸素に触れる表面積がとても増えるため、酸化するスピードが早くなってしまいます。

酸化するスピードが速くなれば、同時にコーヒー豆の品質もどんどん落ちていってしまうので、粉の場合は保存方法をより意識した方が良いかと思います!

ちなみに、粉の状態で冷蔵庫や冷凍庫に保存した場合は、豆の状態より期間が大体2分の1されるイメージを持つと良いかと思います。

すなわち、冷凍庫で保存をした場合はおよそ3週間〜1ヶ月くらい冷蔵庫での保存の場合は7〜10日間くらいを限度に保存しましょう!

最後に

購入した袋より、もっとオシャレなコーヒー用の密閉容器に移し替えたいという気持ちは十分に共感できますが、品質を第一に考慮する場合には是非購入した袋のまま保存することをオススメします。

ただ、これは強要しているわけではなく、品質を意識して常に美味しいコーヒーを飲んでいただきたいという想いからなので、参考までに知っていただけると良いかと思います!

それでは、楽しいコーヒーライフを!

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアお願いします!
目次